ロードバイクに乗り始めてから4年ほど経ちますが、新しく買った人と一緒に走ることも多いです。
普段から乗っている人であれば「100kmのアップダウンくらい余裕!」という人も多いでしょうが、初めてロードバイクに乗るとまず「坂きつい」「お尻痛い」「足パンパン」という苦しみが勝ります。
最初から苦しすぎると「もう乗りたくない!」となってしまい、せっかく買ったロードバイクが通勤用だけや駐輪場に眠るということになってしまいます。
今回はそんな初心者の方でも楽しめるコースやルートについて、筆者の体験談を踏まえて書かせていただきます。
(筆者が渋谷スタートが多かったので、渋谷を起点に記載をしています。距離やコースは参考になればと思います)
コースの前に必須アイテム
まず走る前にロードバイクにスマホを固定する「スマホホルダー」を購入しましょう。
これはロードバイクにスマホを固定して、走りながらスマホが見えるという画期的なアイテムですが、あるかないかで快適度が段違いです。
スマホホルダーがないと「アプリ調べる→しまって走る→次に道を取り出して調べる」という走りながら見るにはかなりの苦行ですが、スマホホルダーあれば「アプリ調べる→セットして走る→ちらっと見ながら走る」と快適な走行が可能です。
スマホホルダーも色々種類はありますが、「ホルダーがスマホをがっつりつかむ」「専用のスマホケースをつけてホルダーにセットする」「スマホホルダーに入れるケースがついておりその中に入れる」というパターンに分かれます。
機能としては大差ないですが、操作性やスマホカバーつけている人にもと考えると、「ホルダーがスマホをがっつりつかむ」を推奨します。
種類はいろいろあるので、自分で気に入ったものを買っていいと思います。参考に使っているものを記載しておきます。
あったら嬉しいルート検索アプリ
ルート検索をするにあたりマップアプリも必須です。
無料で通勤くらいしかロードバイク乗らないのであれば「Googlemap」で事足ります。
Googlemap
Googlemapでは目的地と現在地を入力すれば、最適なルートを示してくれるので「車」を選択して車道を進めばスムーズに走ることができます。
ただ、注意点としては「車道専用(自転車NG)」や「有料道路・高速道路」などもルートに入ってしまうので、標識や道が明らかに車のみの場合は自分で迂回ルートを調べないと行けないのがネックです。
自転車専用ルートを調べるのであれば、「自転車NAVITIME」がおすすめです。
自転車NAVITIME
Googlemapと同じように、出発と到着を入力するだけで自転車で走るのに最適なルートを検索してくれます。
ルート検索も嬉しいのですが、「道中の高低差グラフ」でどれくらいの坂が事前にあるのかわかりますし、ルートも坂道が少ない・多いやサイクリングロード優先などそのときの気分によってタップするだけでルートを変えられるところが重宝します。
「月額:250円」が利用するために必要ですが、通勤以外でもロードバイクになる方は入れておいて損がないアプリです。
オススメコース
ここからは距離・高低差・道中の楽しさを元に、オススメのルートを記載します。
渋谷〜二子玉川〜多摩川:往復約30km
ロードバイク買ってすぐの人をよく連れて行くのがこのルートです。
渋谷から246を南下して二子玉川駅にでて、多摩川沿いを走るルートで、ゆっくり走っても3時間くらいで走れて、大きな坂もないのでロードバイクに慣れるという意味でも走りやすいルートです。
多摩川まででたら、あとは羽田空港の赤い鳥居を目指すもよし、府中まで行ってみるもよしと、そのときに走りたい方向に走れて距離も調整できるのがこのルートの特徴です。
お尻が痛くなってきそうな予感がしたら帰る合図ですので、おとなしく帰りましょう。
渋谷〜二子玉川〜横浜:往復約60km
ロードバイクに少し慣れてきた人を連れて行くルートならこちら。
二子玉川までは前のルートと同じですが、そこから多摩川沿いを少し走ってから国道1号線を南下して20kmぐらいで横浜まで一直線でいけます。
ルートとしてはシンプルで多摩川沿いを走るので走りやすいですが、多摩川を越えるとアップダウンが少し多いので坂に慣れるという次のステップに挑むのにおすすめルートです。
横浜ついたらラーメン食べて帰るのが最高。
渋谷〜二子玉川〜鎌倉・江ノ島:往復約100km
往復で50kmを超えるルートを走って、お尻や腕などが痛くなくなってきたら100kmの壁に挑むときです。
横浜でも海は見えますが、せっかくなら「海だー!」というの実感してほしいので、そうなると江ノ島がおすすめです。
二子玉川を経過してからが長いですが、適度に休憩をとりながらいけば4時間くらいでつくと思います。
アップダウンも適度にあり車道は走りやすく整備されているため、初めて100km走るコースとしては向いています。
江ノ島では生しらすなど海鮮が美味しいのでお腹いっぱい食べてから帰ってきましょう。
渋谷〜多摩川〜高尾山:往復約100km
100km走れるルートの他のコースです。
多摩川沿いをずっと府中方面に走っていくと高尾山の麓の駅までつながっているため、ずっと走りやすい多摩川沿いを走ることができるのも魅力的なルートです。
ただ、高低差は激しく行きの後半はずっと上りになるので、ある程度上りに慣れてから挑むことを推奨します。
高尾山についたらそばを食べて、帰りは下りばかりなのでゆるりと帰りましょう。
渋谷〜荒川〜榎本牧場:往復約100km
多摩川に飽きてきたら少し遠出をして、サイクリングロードで都内なら一番走りやすい荒川まで行きましょう。
荒川は道も広く走りやすいですし、南下して東京湾方面にいけば「葛西臨海公園」があり、埼玉方面へ北上していくと「榎本牧場」があります。
榎本牧場はジェラートが美味しいので、暑い夏に走ってから食べるのがおすすめです。
多少遠回りになっても荒川経由でいったほうが結果的に楽に早くつくので、ルート検索は「裏通り優先」や「サイクリングロード優先」がベスト。
渋谷〜江ノ島〜箱根:往復200km
番外編。
そろそろ走力もついてきて山も登りたい、100km以上走ってみたいという人には「箱根一泊二日ライド」がおすすめです。
渋谷から江ノ島に行ってランチを食べて、そこから海岸線を小田原方面に走りつつ、箱根湯本まで登ってから温泉でゴールイン!
江ノ島までは足を使わずに、小田原超えた上りの連続までしっかりとためておくと楽に登ることができます。
箱根湯本まではゆるい上りですが、強羅まで行くとなると激坂ばかりなので上りにかなり慣れてきてから挑むこと推奨です。
まとめ
ロードバイクは自分の体力と行動力さえあれば、いつでもどこにでもいけます。
まずは通勤用でもいいのでロードバイクを買ってみて、徐々に早く長く走る楽しみに目覚めてもらえればと思います。